*[Roadster]NA6CEサーモ装着

昨日今日とどうにもはっきりしない天気。
明日の週明けから雨が続きそうなので洗車は
諦めて雨の合間でサーモ交換。
本来ならラジエータ下部のドレンから
クーラントを排出して作業にかかるべきだが
クーラントの垂れ流しはできないしバケツを
置いて下で受けるには車高が低い。
ウマ架けて持ち上げるにしても5lもの
受けはできそうに無し。
いろいろと考えたあげく、ラジエータキャップ部から
サイフォン効果で抜けるだけ抜いた後に
スロットルボディのウォーターラインから抜くことに。
アッパーホース部はラジエータ側が高く
エンジン側か低い。このためジグルピンより
低い水位分は抜けないことになる。
想像するに残留してしまうのは最大で500ml
ペットボトル半分程度になるだろうか。
一応クーラントが垂れた時のために捨てても
良いタオルを数本用意。
オルタネーター部とベルト、電装類のコネクタ
にかぶせて作業開始。
サイフォン効果で上から抜けたのは約500ml。
緑色のクーラントがちょろちょろと抜けていく
様はコミカルでもある。
サイフォン効果を知ったのは確か中学生だった
ろうか・・・。風呂場で実験して物理に対して
興味を持った物だった。
高校生の時は図書室のブルーバックスを片端から
借りて読んだっけ。
続いてスロットルボディ下部のウォーターラインから。
こちらはホースの内径の違いもありどぼどぼと。
約1lが抜けた。
落ち着いた頃合いを見て12mmのナット、ボルトを
取り外し。固着していて固かったがえいと力を
込めて引っ張るとかぽっと!
すかさず上に向ける。
思ったよりもアッパーホース部にはクーラント
残っていなかった。
装着されていたサーモには85/88℃の刻印が。
ガスケットはぼろぼろでスクレーバーで
根気よく剥がす。
綺麗になったところでNA6CEサーモをはめ込む。
ぴったりと収まった。
ガスケットの向きに注意しカバーを元通りに。
トルクレンチで2.5Kg/mで丁重に締め込み。
クーラントを足してエア抜き開始。
エンジン始動。
割と早い時期に泡が出だす。水温計を見ると70℃。
ジグルピンからの空気らしい。ちょっと泡吹きが
酷かったのでいったんエンジン停止。
数分待って落ち着いてからエンジン再始動。
今度は割と落ち着いている。
しばらくしたら大きな泡が出始めた。
水温計を見ると82℃。
カタログ値通りと言うところだろうか。
大きな泡が出ると落ち着いて水面が下がる。
そこでクーラント継ぎ足し。
またしばらく待つと大きな泡が出る。
その繰り返しを4回ほどしただろうか。
時間にしたら20分くらい?
もう良いだろうとエンジン停止。
ラジエーターキャップを閉める。
サブタンクに水を補充。
だいたい500ml程度水を補充した。
さてせっかく交換したのだからと早速走行開始。
エアコン使用(風量1)での走行。
エンジンが完全に暖まる前、82℃辺りで
ちょっと落ち着くのはサーモ交換したためだろう。
30分ほどで水温84℃、油温89℃というところ。
だいたいサーモの開弁温度差と同じくらいの差がある。
ところがそこからさらに走っていくと徐々に上がり
1時間ほどで水温89℃、油温は95℃。
2時間ほど走った間での最高値は水温93℃、油温97℃。
水温はちょっと流れが良かったりアイドリングが
しばらく続くと90℃を割るが油温はいったん
上がってしまうとなかなか下がらない。
ちょっとローテンプなサーモでは油温低下に
貢献しないという認めたくない(笑)結果に。
逆に今のところはあまり不具合もなさそうなので
しばらく使用してロングランテストの予定。
特に真夏の盛りと真冬にどうなるのかを
見ていきたいと思う。