*[雑記]終戦のローレライIII

映画とはだいぶ違う展開。
反戦色が強く登場人物の立ち位置を
理解してないと良くわからないため、
通勤電車内で読んでいると何度も
読み返すことに。(汗)
浅倉大佐は大本営の馬鹿な指示に
翻弄された犠牲者。
でももともとが妙なカリスマを持ち
妙な天才だったから何もしなくても
結局ドロップアウトしちゃったんじゃ
ないだろうか?きっとB型だ。(笑)
地獄を見て頭の中で宝石が弾けたんだろうなー。
浅倉大佐と同様の犠牲者には日本国の
自決(大本営の抹殺)、そしてそこからの
再生というのはある種魅力的に見える
プランだったんだろうな。
なんせ自分は罪悪感でいっぱい。
そこへ誰かが強烈なカリスマで引っ張って
くれればそこに乗っかりたい=誰かのために
なれば=日本の再生=贖罪と。
絹見艦長はA型だな。
とろっとした部分を自身に封じ込めて
沈着冷静を装う。自分に信念はあるけど
悩んでいてどこか流されそうになる。
折笠はO型だ!
どっか抜けてるようなんだけど実は
核心をちゃんと突いている。
でも本当のところは理解できてない。
結果良ければOKみたいな。
なーんて自分でキャラにいろいろと
想像をふくらませてしまったIII。
私的に浅倉大佐の考えは自分が
救えなかった(有効に死なせられなかった)
兵士達の責任を上にとらせたかったのかな
と思う。
浅倉大佐的には無駄に兵士が死んだのが
問題であって、有効に死んだのであれば
問題にしなかったんじゃないだろうか?
そこで折笠。
人が死ぬのはいけないことですよ!みたいな。
黙っちゃうしかないよね。
もっとも現実社会で考えると年金や税金の
無駄遣い、政治家の不明瞭会計、警察の
でっち上げ等。
不祥事は数知れず。
浅倉大佐の上がちゃんと責任取らないなら
そこ潰しちゃえ!見たいな考えは理解できる。
その場合の折笠はそこつぶしちゃうと
関連社員が路頭に迷いますかな。(笑)
浅倉大佐と折笠の言い分は立ち位置が
あまりにも違うのでどちらが正とも言えず
しかしどちらが偽とも言えず。
書いている作者、読み手によるものかと思う。
まだ続きがあるので何とも言えないが
浅倉大佐の言い分が間違っていると
思えない。人に指示して失敗したら
責任取るのが上の仕事だと思うから。
むしろ折笠の主張が青臭く感じる。
もう年寄りだと言うことかな。OTL