*[WinRAR]辞書サイズの見直し

64bit版WindowsにしたことでRAR5の辞書サイズを
大きくできるようになった。
じゃ、どの程度効果があるのか?
ちょっと実験してみた。
圧縮対象はWindows10インストールディスクイメージ(ISOファイル)。
圧縮しづらいデータだから辞書サイズの違いが
わかりやすいんじゃないかと思う。

わずかとはいえ同じ辞書サイズでRAR5<RAR4なのはさすが
辞書サイズを大きくすれば圧縮後ファイルは小さくなるが
徐々にその差は小さくなる。
この場合だと64MB辺りが一つ目の目安、二つ目が512MB。
今回は圧縮対象が3.7GBなので辞書サイズに対して
さほど大きくないのが原因なのか1024MBではサイズが
増加してしまった。

以前Core2 Quadで最高圧縮を試したときには
かなり処理時間が増加して常用すべきでないという
結論を出したのだが、iシリーズだからか
意外と処理時間に差がない結果となった。
もっとも圧縮後サイズにそれほどの違いがなく
効果的かと言うと?・・・

辞書サイズ256MBの標準圧縮でいいや。

形式 辞書 サイズ サイズ差
無圧縮  -  3,706,847,232   - 
RAR4 4MB 3,552,543,190 -154,304,042
RAR5 4MB 3,551,075,417  -1,467,773
RAR5 32MB 3,541,481,508  -9,593,909
RAR5 64MB 3,540,489,823   -991,685
RAR5 128MB 3,538,701,756  -2,779,752
RAR5 256MB 3,536,333,417  -2,368,339
RAR5 512MB 3,535,988,290   -345,127
RAR5 1024MB 3,536,450,795   +462,505

形式 辞書 圧縮方式 サイズ 処理時間
RAR5 256MB 標準  3,536,333,417   -   0:10:45
RAR5 256MB 圧縮重視  3,536,201,775  -131,642  0:10:57
RAR5 256MB 最高圧縮  3,536,158,097  -43,678  0:12:05