項目が多く面倒なので、要点を整理する翻訳作業用メモ
Version 5.70 beta 1 1. 圧縮時の[書庫名とパラメータ]ダイアログ[タイムスタンプ]タブの [処理するファイル(書庫に含めるファイル)]オプションで、ファイルの 作成日時、更新日時、アクセス日時に基づいてファイルを選択することが できるようになりました。以前は更新日時のみ可能でした。 2. コマンドラインのスイッチ -ta、-tb、-tn、-to にどの日時を指定するか 明示する m、c、a が追加されました。以前は更新日時のみでしたが、 m(更新日時)、c(作成日時)、a(アクセス日時)が指定可能になりました。 一度に複数の指定も可能で、例えば -tamc20190215 では、更新日時と 作成日時が 2019/02/15以降のファイルが処理対象となります。 複数指定の判定はAND論理判定で行われるため、すべての条件に一致する 必要がありますが、 o を追加指定することで、OR論理判定にすることが できます。例えば、2019/02/01以降に作成されたか、または2019/02/10以降 に変更されたファイルを含めるには、-taco20190201 -tamo20190210の 二つを指定します。 スイッチ -ta と -tn は、指定日付に一致するファイルを処理対象に含み、 スイッチ -tb と -to は含みません。 3. WinRARのファイルリストに、作成日時とアクセス日時が表示できるように なりました。規定では非表示で[ファイルリストの表示項目]ダイアログから 表示を指定できます。ダイアログの呼び出しは、ファイルリストの列見出しを 右クリック、またはWinRARの[オプション][設定]で[ファイルリスト]タブの [列(U)...]ボタンを押します。 4. 圧縮時の[書庫名とパラメータ]ダイアログ[ファイル]タブの [ファイルごとに別の書庫にする(S)] オプションに、[書庫名に二重拡張子]と [フォルダ内を書庫化]オプションが追加されました。[書庫名に二重拡張子]は 書庫名にファイルの拡張子を付与した filename.ext.rar と付与しない filename.rar とを切り替えることができます。[フォルダ内を書庫化]は フォルダを書庫化せずフォルダ内のファイルを別々の書庫にします。 5. 複数の書庫を再帰的に展開する際に、新しいスイッチ -ad1 を使用できます。 既存のスイッチ -ad は指定した展開先フォルダにすべて作成しますが、 スイッチ -ad1 は展開先フォルダの指定を無視し、書庫と同じフォルダに 展開します。 例 arcフォルダ内のrar書庫を再帰的に展開処理 rar x -r -ad1 arc\*.rar 6. Windowsエクスプローラの[検索結果]で、コンテキストメニュー [書庫ごとにサブフォルダを作成し展開(S)]を選択した場合、展開するファイル のサブフォルダは書庫ファイルのあるフォルダに作成されます。以前の バージョンでは、異なるフォルダの書庫がある場合でもすべてのサブフォルダ を右クリックした書庫のフォルダに作成していました。 7. WinRARの設定に[ファイルリスト/リストスタイル/チェックボックス]オプション を追加。ファイルリストでのアイテム選択にチェックボックスを使うことが できるようになります。 8. WinRARの[オプション][設定][ファイルリスト]タブの[ファイル}オプションに [正確なサイズ]オプションを追加。このオプションを有効にすると、ファイルサイズ が常にバイト単位で表示されます。無効の場合には、サイズは切り上げられKBまたは MB等の単位が使用されます。小さいファイルがバイト単位で表示できます。