中華エンジンが全波レギュレーターと言うことでちょっと調べたことをまとめたメモ
配線図はホンダサイトからDLできる取扱説明書を元にしている
カブのレギュレーターは半波のみ取り出している
ネットでは交流と呼称されることが多いが
電圧のみ変動で極性の反転がないので交流とはちょっと違う(脈流)
ただネットではほとんどが交流と呼称されているので
ここでは半波交流と表記する
半波交流の取り出しはジェネレーターコイルの始端と中間点から取り出し
コイルの終端はアースされ残りの半波は発電されない
一方で中華エンジンと呼称されるホンダ横型エンジンのコピー品は
全波レギュレーターを採用してる物が多いらしい
全波交流の取り出しはジェネレーターコイルの両端からの取り出し
カブの全波発電への改造はコイル終端と中間点の接続を切り離して
終端と中間点を直結する
全波交流にすることで問題になるのがカブの半波交流は
レギュレートレクチファイヤでバッテリー充電用の直流出力に利用するのと
ヘッドライトとテールランプの灯火系にも利用されている事
配線図の黄色線がそれ ※色は必要なところを自分で塗りました
全波化したジェネレーターの黄色線出力を単純に灯火系に接続しても
純粋な交流のためヘッドライトがまともに光らないという問題が発生する
このため灯火系には黒線のキーオンバッテリー出力を接続するのがよくある方法
難点としてはエンジンが回っていなくてもキーオンでヘッドライトとテールランプが
点灯してしまうためセルに回せる電力がその分減ってしまう
この対策としてリレーを噛ませることを考えているがオルターネーターの様に
L端子があるわけではないので一工夫が必要
ダイオード噛ませればいけるんじゃないかなぁ~と言うのが現時点での考え