マスコミがコンピュータの2000年問題で
騒いでいた頃、某BBSで西暦を2桁で保持するのは
COBOLの仕様と言う人がいた。
アセンブラ(MASM≠Microsoft Macro Assembler)や
PL/Iはどうなのさ?と当時思った次第。
#もちろんCOBOLの仕様ではない。昔のCOBOLに
#DATEやTIME型なんて定義はなかった
某銀行の勘定系O/Lマシンがメインメモリ2MWだったり
最新式のHDDが20MBx2で画期的と言われてた時代。
漢字の印刷なんてできなかったりと本当に昔の話だ。
でっ、そんな昔の話で恐縮だがプログラマの鉄則があった。
「判断が難しいことは人に聞け!」
要は
人が指示したんだからプログラムのミス(バグ)
じゃないでしょ!ほらほら使う人のミスですよ!
って免罪符。
システム部門が強かった昔だから通じた技(?)じゃないかと思う。
今だとヒューマンエラーを含めたリカバリーを考慮した
システム設計が求められると思う。
そういった経験を踏まえてWindows7(Windows Vista)のUACって
何だろうと考える。
先日Windows7でのネットワークドライブ周りの挙動について
悩んだ。
http://d.hatena.ne.jp/nakapon/20091227
いろいろと調べてどうやら通常ユーザーモードと
管理者モードで共有ドライブのマッピングが
相違するらしいと言う結論に達した。
http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20061124160530
vistaから導入されたUAC。
どうにも中途半端なような気がする。
そもそもNT3.5がガチガチで使い辛くNT4.0でWin9x系に
歩み寄りWindows2000でとりあえず統合。
そんなつぎはぎのOSで今更ユーザーと管理者は別と
言われてもなぁー。
「普通OSはユーザーと管理者は別で」云々と言う解説者も
いるが、UNIX系の流れ(マルチアカウント当たり前)をくむ
OSとMS-DOS(シングルユーザー当たり前)からつぎはぎしてきた
OSを同列(コンピュータ管理の面で)で語るのは無茶だと思う。
そもそもパソコン(パーソナルコンピュータ)なんだし。
以前(Windows XP辺りまで?)だとシングルユーザーは
Home、マルチユーザーはProみたいな切り分けが
あったのだが、Vistaから(同一ソフトで解除キーにより
機能制限と言うマイクロソフトの都合からか)それも
無くなったみたい。
UACってOSとして進化なんだろうか。
VistaよりWindows7はマシらしいけど十分にウザイ。
人が指示したんだからプログラムのミス(バグ)
じゃないでしょ!ほらほら使う人のミスですよ!
ってのがマイクロソフトの本心じゃないかと思う。
ましてや前述の問題が出たりするわけで。
UACなんて下手な仕掛けでなくsuコマンドみたいな明示的な切り替えにすれば良かったのに。
いろいろと考えたがウザイUACを無効化した。
これで前述のネットワークドライブの問題は解決したが
これってWindows7ユーザーとしては失格だろう。(笑)
もっとも
マイクロソフトは3年後に新Windowsを出す!
と言ってるわけだし。
次のWindowsのUAC(アカウント管理)がもっとまともに
なることに期待。