*[雑記]相次ぐWinnyによる情報流出

先日はTBS。今度はフジテレビの番組に
関連した個人情報が流出したらしい。
Winnyについては正直何が便利でこれだけ
多数の人が使用しているのか・・・。
自分には理解できていない。
P2Pによるファイル交換は理解できる。
ところがWinnyはそこに匿名性が加わる。
不特定多数と匿名でファイル交換する必要性って何?
匿名でファイル交換すればウイルスやクラック
等があっても当たり前だと思うのだが。
そんな危険性があるにもかかわらずWinny
使用するメリットって何なんだろう。

さて相次ぐ個人情報流で先日作者が記者会見
しており、TVでもちょっとニュースになった。
Winnyのバージョンアップしないという誓約書
を書いたため仮にできてもウイルス対策
できないと言うような趣旨だったと思う。
これはある種正しい(あるべき姿)と個人的には思う。
フリーソフトの類は使用者がリスクを知りつつ
使用するべき物だから。また仮に不具合があっても
解消されるとは限らないのがフリーソフトだから。
ので今回一連の個人情報流出で作者に変な
圧力がかからなければ良いなと思う。

がっ、そのWinny作者は一昨年に著作権法違反ほう助容疑で
逮捕されている。未だに公判中らしい。
逮捕の際にさまざまな意見が出ているが、
作者自身が著作権法に対する挑戦と言う
コメントを出したことがあり、よく言われる
P2Pの技術的な研究とWinnyは違うんじゃないかと
思ってしまう。
また包丁等を引き合いに出して比較されることも
あるが(包丁を作った人間を逮捕するようなもの)、
包丁は大多数の人が料理等に使用しており、
人に危害を加えるのはごく一部のケース。
対しWinnyは(前述の作者のコメントを考えると)
著作権侵害のために使われるのが大多数と想像される。
これを前述の包丁に対応する比喩を用いるなら、
「これは刀です。人を切る道具です。ですが野菜も切れますよ」
と言って配布した様なものではないかと思ってしまう。
このようなツールを不特定多数に配布したこと。
これが法的にどうかは今回の情報流出とは別に
きっちりと審議して欲しいと思う。