高田裕三氏著のリトルジャンパー。全七巻。
タイムジャンプを核とした
「父と娘のラブコメディ!?」※二巻帯より
第七巻は9月末に発売だったのだが、近くの
本屋に置いてなくて入手に苦労した。(汗)
手持ちの一巻が2005年だから完結までに3年。
連載が月刊誌だからか発売に間があって話が
なかなかつながらなかった。
七巻を2度ほど読んで再度一巻から読み直し。
改めて読み直してみると五巻にほぼ伏線回収の
情報提示がされていることに今更気づく。(滝汗)
そして七巻の作者後書き。
キーワードは「夏への扉」
これで納得。
そっかー。過去にきた仲村愛は未来に戻らず
そのままアイさんとしてリカバリーディスクを
封印して一ノ瀬姓で暮らしていたのか。
※ハルヒ流表現だと「異時間同位体」
どうも私的に同一人物異時間体が同一時間上に
存在する(できる)と言うのが納得できないので
その可能性について頭が回らなかった。
#夏への扉は平気でそういうのやってる
そこを理解してようやく全容の把握ができた。
一ノ瀬弘樹は0008年のラストジャンプから
0025年まで存在しない
※0007年と0041年からのタイムジャンプによる短期滞在のみ
これで千毬との年齢差を解消したのね。
#しかし戸籍の問題はどうするんだろ?
千毬がお父さんと思っていたのはロボット。
一ノ瀬両親も知っていた節があるから、
幼い千毬のために慧眼(会長)が作成したのか。
#弘樹が覚えていないことを言う、年齢設定の
#割に説教くさいと言う辺り、一ノ瀬父が制作に
#協力しているのだろう
成沢+仲村愛の娘、千毬。
遺伝子上一ノ瀬弘樹とのつながりはないわけで。
一巻で「バカは一ノ瀬家の遺伝だから」と
弘樹は千毬を自分の(未来の)娘として納得。
三巻で仲村愛によるDNAチェックにより親子
ではないとわかったが「バカだから」(笑)
進展なし。
そして七巻では成沢ですら呆れるくらいの
理解力のなさをしめす。
だがそれは四巻でアイさんから本当のこと
(父親ではない)を話さないでほしいと頼まれたから
ではないかと。
自分は千毬の父親と言う刷り込みがされたのかな。
#いや実際バカの可能性も否定できないけど。(汗)
楽しいお話だった。
こうやって改めて読み直すと各ピースがいろいろと
はまるのがうれしい。
#ケーキの件はタイムパラドックスかなと思うけど
どっかでアニメ化してくれないかなぁー。
P.S
夏への扉も(タイムパラドックスものとして)好きだけど
一番好きなのはアン・マキャフリイの「歌う船」
#最初のだけ。