9. 複数のRARをコマンドラインでスイッチ -ioffを付けて起動した場合、最後の RARが終了したところでPCの電源が切れるようになりました。以前のバージョン では最初のRARが終了した時点でPCの電源が切れていました。 10. 読取/書込バッファサイズを、.ISOファイル用に増加しました。 ネットワークドライブ等で.ISOファイルを展開するのに処理速度の向上が 期待できます。 11. 展開時の[展開先パスとオプション]ダイアログ[書庫の削除]オプションを 有効にし、volname.part#形式でリカバリボリューム(REV)のある分割書庫を 展開した場合、REVファイルも一緒に削除します。以前のバージョンでは、 RARボリュームのみが削除され、REVファイルは削除されず残っていました。 12. 展開時の[展開先パスとオプション]ダイアログ[書庫の削除]オプションを 有効にし、".zip.001"、".zip.002"、".zip.003"形式のZIP分割書庫を展開 した場合、すべてのZIPボリュームを削除します。 以前のバージョンでは、 ".zip.001"ファイルのみ削除していました。 13. エクスプローラのコンテキストメニュー「<書庫名フォルダ\> に展開(&E)」を 使用してarcname.rarを展開する場合、既にarcnameファイルが存在すると自動で arcname~1にフォルダ名を変更してコンテキストメニューに表示します。 Windowsではファイルとフォルダでも同名はエラーとなるため、以前の バージョンではエラーになりました。(注) (注)<書庫名フォルダ\>には書庫名が自動で入り変更できないため 14. エクスプローラのコンテキストから".lnk"ファイル(ショートカットファイル) を圧縮(書庫に追加)すると".lnk"ファイル自体が書庫に追加されます。 以前のバージョンでは、".lnk"ファイルではなくリンク先ファイルが追加 されていました。 15. Windowsは、4GBを超える実行可能ファイルを許可しません。そのため、4GB以上 のRAR SFXボリュームを作成しようとすると、WinRARはエラーとして処理を中断 します。以前のバージョンでは、一つ目のRARボリュームを作成した後に中断 していました。 16. 7zマルチボリューム(分割書庫)の展開時に進行状況が表示されるようになりました。 7z進捗表示の精度が向上しました。 17. [ファイルを検索]コマンドの[ディスクとフォルダ]ドロップダウンリストが [検索する場所]に変更されました。 既存の選択肢に加えて、ファイルリストで 選択したフォルダやファイルを対象に検索できる[選択項目]が追加されました。 18. [ファイルを検索]コマンドの検索件数がステータスバーに表示されるようになりました。 19. [診断メッセージ]ウィンドウで、書庫名が別の列にも表示されるようになりました。 20. コマンドラインWinRARモードでスイッチ -isnd[-]を使用すると、WinRAR「全般設定」 の「通知音を鳴らす」オプションより優先して適用されます。-isnd で通知が有効、 -isnd- で無効になります。 21. 「UNACEV2.DLLライブラリのセキュリティ上の脆弱性」について Check Point Software TechnologiesのNadav Grossman氏から連絡がありました。 UNACEV2.DLLの脆弱性により、ACE書庫の展開時に、保存先フォルダの内側または 外側の任意のフォルダにファイルを作成することが可能になります。WinRARは このサードパーティのライブラリを使用してACE書庫を展開していました。 UNACEV2.DLLは2005年以来更新されておらず、ソースコードは公開されていません。 そこで、WinRARユーザーのセキュリティ保護の面からACE書庫のサポートを やめることにしました。 この問題を報告してくださったCheck Point Software Technologiesに感謝します。
※19で原文には provide the better message visibility for lengthy archive names.
(長い書庫名でもメッセージが見やすくなります)とあるが、個人的に見やすいとは
思えないので削除(笑)