HDL4-Gの特色としてシステム(OS)が内蔵フラッシュ等でなく
HDD上にありそれをRAMに展開して使用するというのがある。
このため何らかの形でHDDを保存しておく必要がある。
初期の頃には(どうしてなのか)ケースだけでHDDがないHDL4-Gで
起動しないと泣いていた人がよくいたっけ。
簡単なのは構成HDDを引っこ抜いてそのまま保存しておくこと。
最低1本あればシステムの起動はできる。
ただHDDをそのまま長期保存していていざ使おうとしたら
カコン!
とかってのはすごく悲しい。
予備の予備でもう1本保存するにしてもHDD故障の不安はつきまとう。
とはいえHDDをイメージで保存するにしても1TB HDDのバックアップ
イメージが1TBってのは現実的ではないように思う。
#自分はNORTON GHOST15とAcronis True Image 11 Homeを
#使用しているがNORTONはバックアップできず、Acronisは
#完全セクタイメージでのバックアップとなりイメージが
#圧縮できなかった。
先頭のシステム領域だけバックアップしたらいけるかなと
基本パーティション3つをAcronisでバックアップ〜復元を
試みるも起動すらせず。orz
ユーザー領域に何か情報があるらしい
ここで行き詰まっていたのだが・・・。
8TB化しようと思ったきっかけの ねこしんさんのblog。
「いきあたりばったりのおもいつきめも」
http://blog.livedoor.jp/nekoshin1/
こちらでHDL4-Gのバックアップに成功したという情報が!
「HDL-GT,HDL4-G HDDをコピーして新しいHDDセットを作る」
http://blog.livedoor.jp/nekoshin1/archives/52142505.html
なるほど。magic値を見つけてそこから最後までコピーすればよいのね。
ねこしんさんのメモを手がかりに作業してみる。
#WD10EARSを使用したRAID5のHDD
1.単純に500GBのmagic位置を2倍
1953117994
2.DiskEdit(dedit143.zip)でそこから後方に向け
0xFC4E2BA9を検索
1953519877 1箇所目
1953519893 2箇所目
3.最終セクタ確認
1953525167
4.DiskEditで先頭から3GBをバイナリ保存
5.DiskEditで1953519877〜1953525167セクタをバイナリ保存
6.WD10EARSをパーティション解放。念のためzero fill
7.4と5で保存したバイナリイメージを同一セクタ位置へ書き込み。
8.HDL4-Gにセット(残り3本はパーティション解放済み)しRAID崩壊モードへ
時間がもったいないのでRAID0で再構築
無事RAID再構築が終了した。
RAID0が成功したからここからRAID5へ持ち込むこともできるだろう。
4と5で抜いたバイナリイメージを圧縮したサイズは1GB強というところ。
これなら保管の負担も少なく複数箇所に置いておくのも可能。
ねこしんさんに多謝 m(__)m