上述の通り黄門ちゃまのお供で久しぶりに
ランクスを運転。
毎回乗るたびに思うのだが、カローラと
言う車は実に良くできていると思う。
特に1.8Zに至ってはNAクラス最強の馬力を
誇り、排気音もやや乾いた感じで自分好み。
極低速トルクは細く、ともすればノッキング音が
出るが、走り出してしまえば実にスムーズ。
「この1ZZがロードスターに欲しい。いやいっそのことトヨタにロードスターをライセンス生産して欲しい！」
と、いけない妄想に浸ってしまう。
ただエンジンは良いが操作系はやはりトヨタの
考える安全寄り。
アクセル、ブレーキの位置関係はヒールアンドトウ
にはほど遠い。クラッチのミートポイントは
かなり高め。踏めば切れるという配慮だろうか。
個人的にはアクセル、ブレーキは踏み始めに
コントロールを、クラッチは切った後の
つなぎ始めにコントロールを求めるので、
クラッチの設定は不満。
またトヨタのハンドリング=弱アンダーは
かなり甘めの味付け。
ステア直進状態からの初期ステアの反応は
鈍く、切り込んでいった後の回り込みも
不足気味。大して早くない首都高の流れ
(80Km/h程度)でアンダーが出る。FFなので
これはタイヤの性格も寄与しているかも知れない。
ただエンジンが良いのでポイントで押さえ
開けられるときに開けると言う走りで十分に
流れに乗れるし、リードすることも可能。
「しかもロードスターより簡単！」
以前から思うことだが、カローラは決して
馬鹿に出来ない車だと思う。
もし難点を上げるなら、カローラと言う
名前ではないだろうか。
大衆車=カローラと言う知名度。そして
良い車にもかかわらず、上位機種（いつかは
クラウンね）を越えてはいけないと言う
トヨタのジレンマ（足かせ）。
良い車が多いトヨタだけに、ぜひ趣味色の
強いはじける車を作って欲しいと思う。
#そんな人のためにMR-Sがありますよって
#声が聞こえそうですが、トランクが
#欲しいです。
P.S
強敵Ｄへ。
「見事だな！ しかし、小僧、自分の力で勝ったのではないぞ。そのモビルスーツの性能のおかげだということを忘れるな！」
